市川河口

市川河口

立派なダムがあります。いわゆる潮止堰堤と言うやつです。このダムより上流には、満ち潮が来ることはありませんが、生き物の行き来も止めてしまいます。魚道と言われる水路があるにはあるが、本来、海と川を行き来する生物にとっては、あまり意味のないものではないかと思います。

　農業用水が必要だった為に設けられた堰堤なのだろうか。改修される前はもっと簡易的なものだったと記憶しています。堰堤の下流には捨て石がゴロゴロしていたし、堰堤も小さかった。遡上してくる鮎を釣る良いポイントだったと言う。日本中の河川にダムを公共事業で造ってきました。次の時代は、不要なダムや堰堤を撤去する公共事業をやれば良いと思う。既に実績が熊本県の球磨川で行われていますし、土木建築技術者が受ける講習の中でも紹介されていました。リフォームの時代ですから、こういったダムも環境に優しいデザインに改修されると良い。

　この市川の潮止め堰堤も撤去する事ができれば、海と川との境目が曖昧な汽水域がもっと広がります。多様な生態系が戻り、きっと楽しい川になるだろうなと想像しています。

　家庭排水が流入しなくなり、水質は非常に良くなっています。ダムがなくなり、海と一直線になったらどんなな川になるだろう。天然の鮎、サツキマス、テナガエビ、中流域まで遡上した鱸が急流の瀬で釣れるだろうか。想像しただけでワクワクするなあ。

今日の業務

①神社の土塀改修の見積もり

②新築住宅の地鎮祭

③今後のプロジェクトに確認を少々